その日は雲ひとつない晴天だった。
私は江ノ島のような気軽に行ける島が大好きだ。
江ノ島然り、広島の宮島や沖縄の古宇利島など、短時間のフェリーや橋で渡れる島が大好きなのだ。
今回は江ノ電を利用すると考え、のりおりくんを購入。
大人は一人800円で一日何回でも江ノ電が利用できる。
私たちは鎌倉→七里ヶ浜→長谷→江ノ島→鎌倉と移動したため、200円お得になった。
まずは世界一の朝食と呼ばれるbillsへ向かうため、七里ヶ浜で降りた。
名前は忘れたが、カリッとしたトーストにふわっふわのスクランブルエッグとリコッタパンケーキを注文。
海を見ながら優雅な朝食。
テラス席にはワンちゃんがいて、その様子を見るのも楽しい。
そしてスタッフさんが丁寧且つフレンドリー!
味はもちろん、どちらも素晴らしい。
スクランブルエッグはふわっと卵の優しい味わい。塩胡椒を振ってもまた美味しい。
なぜだか全然違うはずなのにモン・サン・ミシェルで食べたオムレツを思い出す。
お腹が満たされ、散歩がてら長谷寺へ。
その日は節分だったので豆まきがあった様子。
寺の中の鯉を見たり、写真は撮っていないが洞窟に入ってみたり。(洞窟の中はいくつもの神様が祀られていて、ロウソクを購入し、自分の願いに合った神様の元へ立てられるようになっていた)
続いて鎌倉大仏。
多くの外国人観光客で賑わっているものの、ゆっくり静かに観光できた。
高さは11.3m、重量は121t。
1252年に建てられたようだが、その後の大風や大地震で損壊したものの、復興して今の姿があるという。
今から800年ほど前にもこんな大きな像を完成させられる技術があったんだなぁ。
その後は歩いて江ノ島へ向かう。
砂浜に残るワンちゃんの足跡が可愛すぎる。
海辺でご飯を食べる人たちとそれを狙うトンビの攻防が面白かった。
体力のない私は、江ノ島のあの長い階段を登る前にカフェへ立ち寄り体力を回復させた。
歩いたり散策することは大好きだが、休憩も同じくらい好き。
江ノ島岩屋へ初めて行ってみた。
現金でチケットを購入し(クレジットカードもいけるが現金がスムーズとの記載があった)、奥へ入ってみる。
中はイルミネーションで装飾されており、黄色や青で点滅しており、色が変わるたびに観光客から「わぁ〜」という歓声が聞こえた。
もう少し奥へ進むと、空気が薄く感じられ、狭く低い場所に到着した。
更に奥へ進めそうだったが、閉所且つ暗闇が怖くなりパニックになりそうになり、急いで元来た道を帰って行った。
閉所恐怖症になってしまったのだろうか…。
生しらす丼が食べたいと思うのに、毎回季節外に来てしまう不思議。
そして夕焼けをバックに江ノ島を後にする。
帰りはクタクタでグリーン車を購入。
夫は爆睡していました。