risaの旅blog

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上高地

11月3日。

昨年訪れた上高地の景色の美しさに魅了された私たち夫婦は、来年の夏にまた再訪することを約束した。

 

…が、夏はなんだかんだと忙しく、11月に延びてしまった。

紅葉が見られるのを楽しみにして関東から車で向かった。

 

その日のプランは、

上高地から離れたグランピング施設に宿泊し、翌朝に上高地に向かうというもの。

 

さわんどバスターミナルからバスに乗車し、30分ほどバスに揺られる。

ルートとしては、今回はふらっと散歩感覚で紅葉を見に来たので、大正池でバスを降車し河童橋まで歩いて上高地バスターミナルから帰るプラン。(およそ4.5kmほどの道のり)

 

ちなみに普段ハイキングをしていない私は去年、意気込んでトレッキングシューズを履き、明神池まで歩いていたところなぜか足を負傷した。 

 

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上高地公式ウェブサイトから

 

もう11月というのに暖かく、Tシャツ一枚という強者もいた。

手荷物も小さいボディバッグのみという軽装さ。

 

私は寒いのが苦手なのでかなりの厚着で挑んだが、うっすら汗をかくほどだ。

 

久しぶりの上高地は天気が微妙だが、景色の荘厳さは相変わらず。

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目の前にあるのは標高2,455mの焼岳。

ちなみに去年訪れた時の焼岳↓

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(この時の方が綺麗だったな…)

 

天気はともかく、河原に座り込んでお湯を沸かし、コーヒーを飲みたくなるような景色。

周りは中国人と思わしき観光客多数。

上高地って外国の方にも有名なんだなぁ。


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上高地はやっぱり透き通った梓川の水。

水の音が心地良い。

夏だったら水に足をつけたらさぞ気持ち良いだろう。

 

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大正池から約3km程歩いたところでウェストン碑が見えてくる。

ウォルター・ウェストンはイギリス人宣教師であり、上高地の魅力を世界に伝え、日本に対しても登山の魅力を伝えた功労者として栄誉を称えられ、レリーフが設置されたとの事。

 

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ウェストン碑近くに去年は見なかった猿がたくさん。

写真は2匹だけだが、多くの猿が人間を警戒する事なく自由に歩き回ったり何かを食べたりしていた。

クマに遭わなくて本当に良かった。

 

自然を楽しむという事はそこに住む動物にも遭遇する可能性があるという事。

熊鈴が役に立つのかは分からないが、しっかり身につけておく事と食べ物のゴミなどを出してしまわないよう気をつけた。


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秋を感じる河童橋


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少し冷たい空気を吸い込む事で頭がスッキリした。

私はやっぱり高くそびえ立つ山が好きだ。

 

 

河原で座り込んでゆっくりした後、河童橋近くのお土産屋さんで家族のお土産を買い込んだ。

お土産を購入してそろそろ帰ろうという時、バスターミナルのはるか手前で「さわんど行きバス2時間待ち」の看板と行列が目に入る。

 

お土産を買って上がったテンションは地に落ちた。

そんなに歩いてないのになんだか疲れてしまっていた私は、2時間何をして時間を潰そうかと頭を巡らしたが良いアイデアは浮かばず普通に夫と話して過ごした。

 

日中は汗ばむ暖かさだったが、さすが山の中にいるだけあり、気温はどんどん下がっていった。

夕方5時辺りで完全に寒さを感じていた。

その時の私は、ヒートテック、ニット、フリース、ダウンという私の中で思いつく限り最強の装備で挑んだのに寒さで手がかじかみ、夫との会話に精が出ない。

5時からは会話しながら、合いの手のごとく「寒い」を唱えていた。

 

Tシャツの彼は、元気だろうか…。

 

 

きっちり2時間並び、バスで無事さわんどに帰る事ができた。

 

「次は夏に来ようね」と夫は言ったが、また同じような季節に来る予感がする。